早稲田大学シュプリンゲンスキークラブ公式ブログ

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「滑」ではなく「歩」(岩岳合宿2日目)

3月9日。
こんにちは、一年のたきざわです。
今日は滑ってないのですが書きたいと思います。
書くことないだろ!って思われそうですが、ちゃんと書きます。

先輩は気が狂っているとかおっしゃるのですが、今日は須坂駅から菅平の宿泊先に歩いていきました!僕は狂ってはなく、正常だと思ってます。歩くことは人間の基本機能ですもん。滑ることより人間らしい運動ですよ(笑)もちろんスキーも楽しいですね。

須坂駅〜宿(菅平)まで約20キロです。今回の行程は結構ハードでしたね。何より、一人で、雪道で、標高差1000mの上り道で、到着が真っ暗な時間帯でしたので。今回はその一人旅です。
須坂駅を出発したのは午後3時。雪はかなり降っていたけど、歩くと決めていたので歩きます。服装はジャージにセーターっぽいのを重ね、カッパを着て歩きます。さあスタートです。最初の3キロくらいは須坂市街でコンビニも自販機も住宅街もあります。まあ歩いているのは僕と、下校途中の小学生くらいですね。歩道は雪で少し滑ります。気にせずそのまま歩きます。7キロほどは難なく歩けました。車も走っていて、住宅街もあり人のにおいがし、安心です。本当につらいのはここからでした。国道らしき国道で、住宅街もなく、自販機もなくあるのは走行中の車と僕のみ。そのまま歩いていると仙仁温泉という場所に到着、休憩。16時半ころだったかな。そこからの道は地獄の道です。一言でいえばただの雪の坂道。いつか終わると思えば楽ですがこれがなかなか。前後から来る車に注意し歩く位置を変え、そのまま歩いていると後ろから除雪車などもやってきます。車の運転手は、まるで森の中に熊でも現れたかのような目で僕を見てきます。そんなに珍しいんですかね。珍しいです。だって歩いている人どころか車もそんなに走ってないですから。あたりにあるのは山中の森(木々)だけ。辛すぎて30分に1回休憩。17時半をすぎるともうあたりは暗い。車にひかれないように祈りながら歩くのみです。あと8キロぐらいでしょうかね、そのときに1台車が止まりました。大丈夫ですか?乗ります?と声をかけてくれましたが、断ります。ここで乗ったら自分に負けなような気がして(笑)でも久々の人と会話して嬉しくて感動しました。19時前には、もう真っ暗。死にそう。ヘッドライトを頭につけ、歩きます(携帯は電池0%です笑)19時頃、もう一台車が止まりました。何かの訓練中ですか?と聞かれ、いや趣味です!と答える僕。なら余計なお世話だね。とそのまま車は去ったけど正直乗せてもらいたかった…。バッグにあるスポドリとお菓子を頼りにそのまま歩き続けます。まだ着かないのかと何回思ったことか。ひたすら歩き続け、ようやく上の街灯などが見えてきました。その前は街灯なんてありません。街灯を希望に歩き続け、ようやく車以外も通れる道に入りました。そこからさらに進むと、平らな道に出ました。ああ少し前の自分に勝利したんだと悟りました。あとは平らな雪道なので楽です。感覚おかしいかな(笑)。あとはもう3キロくらい、近すぎ。宿に着いたのは20時半前だったかな。

これが須坂からの道です。長文になってすみません。
明日からスキーできるのかなと思う一日でした。

そうそう、前回は長野駅から菅平まで歩きました。そのルートの方が何倍もハードでしたけどね(笑)。
明日からまた頑張りましょう!!