早稲田大学シュプリンゲンスキークラブ公式ブログ

早稲田大学公認のアルペンスキーサークルです!

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2/15-16: All Waseda

オール早稲田が終わってから移動して、左外足の癖が抜けないことを嘆きながらGSしてたら岩岳がもう目の前まで迫っていました。

その間に早稲田スキー部は6年振りのインカレ男女アベック制覇を達成し、僕は左足首に怪我を負いました。

 

ということで、ご無沙汰してます4年山脇です。少し前後しますが今回は2023年度オール早稲田の大会報告をしたいと思います。

熱心な読者の皆様に置かれましては「お前去年も書いてね?」って思われたかもしれませんが、幹部代からのご指名を受けまして執筆に至ります。

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今年も会場は菅平高原パインビークスキー場。高速系前合宿のさらに前に接続する形で開催されました。種目は1日目にSG&GS、2日目がSLのみ。

菅平での前合宿から2日、2/14の夜の開会式から始まりました。

例年通りさっむい八幡屋の前で野外開会式、と思ったけど今年は暖冬なので普通に過ごしやすい環境での開会式でした。去年とかお互いの顔が見えない暗闇でビブ渡して即解散だったのを考えると、いい開会式ですね。ついでに雑魚2駆の我が家の車も軽々登ってこれるので、今年は色々耐えております。

 

スキーするのに暖冬がいいかって言われたら違いますけどもね。

 

そして試合当日の朝。6:30集合でコントレしてからご飯を食べ、SGに向かいました。後輩たちも書いていますが、今年はちゃんとコントレしていて感心です。いいチームになってておじさん感動。

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SGスタートはチャンピオンの1番上、担いで登るスタートハウスからで、幹部代は1年生が時間に間に合うように&富士見コースの上まで迷わないように気を配ってしっかりやっていました。それでもみんなちゃんとフリーの時間を計算して、5分前行動してましたね。

 

コンディションは菅平と思えないくらいのぽっかぽかな一日で、雪質は午前の時点で白馬に近いものでした。昨年はもう少し冷え込んでおり、かつ早朝にバーンを借りたので普通の菅平の様子でした。しかし今年はインスペの時点で雪が緩んでライン上に吹き溜まりとして積み上がっており、「これじゃスピード出ないねー」とか言ってたその後、事件は起こりました。

 

急斜面の入りのゲートに設計ミス!クワッドリフト降り場の目の前に立っていたスルーゲートがバグを起こしていました。

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リフト降り場から沢コースへ向かう連絡通路上に堂々と刺さった赤旗門。勘のいいレーサーたちが登り始め、「こんなのどう通れってんだよ」とワイガヤしだしてから10分ほどして、修正が入りました。

 

この時点でインスペ開始からかなり経過しており、当然インスペ入場制限の時刻は過ぎていました。もう引き返せないので、立て直された旗門をインスペしながらそれ以前の旗門も思い出しながら…いきなりタスクが大発生。

1年生はこれが初大会と思うと、ちょっと残念な気持ちになりました。なんせセットミスなんてそう起きる事態じゃないですからね。思い出に残るレースだなってくらいに捉えられればいいなとか要らぬ心配をしながら、チャンピオンコースに入り4旗門ほど降りたドッグレッグの入口付近。事件はまた起こります。

 

そう、2度目のセットミスです。紛らわしいとかではなく、設計上どう頑張ってもそっちじゃターン入れないよって位置に旗門が立っていました。「「「は??」」」って感じでしたねほんとに。それぞれの拠点で何日も滑り抜いた上で菅平の雪質に合わせるために早入りした我々の努力を何とも思ってないかの如く、堂々と2個目のバグ旗門がそこに鎮座している様からは、あたかもオール早稲田が舐められているかのような印象を受けました。まあさすがにすぐ修正されました。

 

そんな事件に翻弄され、およそ30分を超えるインスペの後に試合が行われました。SGのバーン使用時間がギリギリだからテキパキ動いてくださいってAW委員からお達しがあったのにも関わらず、この時点でタイムスケジュールは40分押し。

先方のミスに振り回されながらも、女子は次期幹事長・かれん、男子はカナダからの新星・ロックを先頭に試合が始まりました。

 

2/15 SuperG Result (3位まで)

男子本戦

2位 矢嶋 颯太

3位 Andrew Lim

 

男子新人戦

1位 石塚 瑛之

2位 守屋 澄加

 

女子本戦

1位 山田かれん

 

女子新人戦

1位 上澤晴世

 

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インスペ時から緩んだ雪がさらに試合開始まで緩まり続け、コース状況は悪化する一方でしたが、1年生たちが新人戦で躍動し、男女1位で白星発進。女子本戦もかれんが圧倒的パワーでねじ伏せて1位を取りました。男子本戦は菅平の強敵・石渡に差をつけられながらも、意地でポイントを取りにかかりました。ちなみに初お披露目のロックは、ジャンピングスタートで右板が外れてDF扱いに。しょんぼりしながらスタートハウスの裏で解放値上げてました。

 

お次はGS。チャンピオンコースをフルに使っての試合で、SGの遅延をそのまま受け40分遅れでのスタートとなりました。さすがにセットミスはありませんでした。

 

コースはSGよりも緩まった悲惨な雪で、もはや(というか普通に)春雪でした。あまりにぽかぽかしてるから虫が飛んでました。人間は冬だハイシーズンだと言っていても、自然は正直みたいです。ここってほんとに菅平??

そして試合は男子が実業の系譜・てる、女子が人生初レース・みひろが1番ビブを背負って開始。SGスキップ勢も合流し、主に男子本戦が飛躍的なレベルアップを起こしました。

 

2/15 GS Result

男子本戦

2位 高峰 悠

3位 Lachlan Moore

 

男子新人戦

1位 石塚 瑛之

2位 小串 準

 

女子本戦

1位 山田 かれん

 

女子新人戦

1位 上澤 晴世

 

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新人戦におぐちゃんが食い込む活躍を見せ、男子本戦は2~7位にシュプリンゲンが並ぶ大量得点キャンペーンが始まり、無事リードを広げる結果に。この時点でチーム総合で1位を爆走し2位と大きな差をつけた他、男子本戦以外で個人総合暫定1位が全てシュプという絶好調の発進を決めました。

ちなみに、偶然草笛にFECに向けて練習中のGBRの選手とコーチがいたようで、エッジチューンを教わったメンバーもいたらしいです。おそらく美崎さんなら選手の特定まで出来そうなので、特定してくれると信じて書き残します。笑

 

 

そして2/16、SL当日。前日の夜中に降った雨が冷えて固まり、今までに無い強風が吹き荒れる中で試合することとなりました。まあインスペから寒いのなんの。エッジのない板は永遠に流され、コースをボーゲンで降りながら見る事など叶いませんでした。すいません、普通にここ菅平でした、僕が間違ってました。

昨日から体感気温が-20度くらいされたとんでもないコンディションに、他チームも試合直前までスタートハウスで固まってサル団子みたいな様相を呈していました。

 

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そんなほぼFISバーンでの試合は、女子がモンブランの選手、男子が今季SL爆伸びニキ・高峰さんからスタート。冬芽さんが全種目DSしたのが悔やまれます🥲

 

2/16 SL

男子本戦

2位 中川 琉晟

3位 Lachlan Moore

 

男子新人戦

1位 守屋 澄加

3位 関口 彰

 

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そしてレースが終わってから各々ご飯を食べ、夕方に閉会式。

 

Overall Results

男子本戦総合

2位 Andrew Lim

3位 矢嶋 颯太

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全種目にエントリーしてバランスよく点数を重ねたアンドリューと矢嶋がランクイン。アンドリュー、このリザルトで7年振りのアルペンってマジ??Bチームの新星すぎる、目が離せません😍

 

男子新人戦総合

1位 小串 準

2位 石塚 瑛之

3位 守屋 澄加

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男子新人戦も全種目でポイントを重ねたおぐちゃんが経験者2人を差して優勝。

 

女子本戦総合

1位 山田 かれん

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SG&GSで2冠を果たしたかれんが、SLをDSしながらも優勝。来年は3冠してくれることでしょう。

 

女子新人戦総合

1位 上澤 晴世

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SGでいいスタートを切ったカミサワちゃんがそのまま走りきっての勝利。2位と1pt差で逃げ切りました。

 

そして…クラブ総合!!

1位 シュプリンゲン

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ということで!3大会ぶりの総合優勝を成し遂げました!!🎊

新人戦の人海戦術と男子本戦の大量ポイント獲得で大差をつけての勝利。無事2019-2020シーズン以来の忘れ物の回収に成功しました。

そして、この大会を以て幹部交代。矢嶋からかれんへと幹事長が移り変わりました。お疲れ様&これから頑張ってね!

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これからは高速系の更新が日々投稿されます。お楽しみに!!