早稲田大学シュプリンゲンスキークラブ公式ブログ

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『アルペン語り』第三十一回 今冬は大雪?!

今年も素晴らしい冬を迎え間も無くシーズン10日目を迎えようとしている、2年の小串です。1年生たちも早々にシーズンインしてくれて本当に嬉しいです。始めに、

 

「今シーズンは雪が沢山ふるらしいよ!☃️」

 

アルペンスキーをするに当たって大前提の部分が"天気"ということで今シーズンの長期予報の概況をお知らせいたします。

 

1.2023/2024シーズンのまとめ

昨シーズンは記録的な暖冬でしたが、シーズン序盤のオープン自体は例年通りでした。(例、イエティ:10/20、軽井沢プリンス:11/1、熊の湯:11/21)しかし、12月から天然雪をメインとするスキー場が軒並みエルニーニョによる暖冬少雪の影響を受け北海道から西日本まで多くのスキー場が苦しみました。続く1,2月も少雪でしたが、3月にドカ雪が続きなんとか耐えたというのが昨シーズンでした。

 

2.2024/2025シーズン 11,12月上旬

今夏は2023年に続き過去最高の気温を記録した夏であると同時に10月まで厳しい残暑が続いていました。具体的に東日本の平均気温の平年差は、

6〜8月:平年+1.8℃

9月:平年+3.2℃

10月:平年+2.6℃

で、いずれの月も過去最高となってしまいました。特に残暑の厳しさは地熱に与える影響が大きく、シーズン始めの降雪のゲレンデへの雪付きが悪くなるので、志賀・野沢・白馬を始め天然雪をメインとするスキー場では例年よりもオープンは遅れるでしょう。ただし、例年早い時期からオープンするスキー場では多少遅れるくらいであって、それ以降は順調に積雪を増やしていくと思われます。つぎへ。

 

3.2024/2025シーズン 12月下旬以降

昨年まで続いたスーパーエルニーニョは色々あって日本に暖冬をもたらしてきた訳ですが、これが終息を迎え今夏には平常状態まで復位しました。これで少なくとも昨年のような暖冬になる可能性は極めて低くなりました。

現在はラニーニャ現象への以降真っ最中で、色々あって(下図参照)西日本・中日本を中心に極寒のシベリア高気圧が張り出してきやすく、寒冬多雪になる可能性が高くなっています。ですから、12月下旬以降は冬型気圧配置が一層強まることで長野を初め中日本・西日本のスキー場では年末から昨年よりも多い積雪が見られます。心配勿れ、東北はじめ東日本・北日本でも平年通りの寒さになりそうです。冬にお天気予報でよく聞く、「西高東低の冬型の気圧配置」ってヤツが強くなって、日本海側では大雪、太平洋側ではカラッ晴れになる訳です。

 

4.まとめ

まとめるとどんなにハズレでも昨年よりは雪が降るよ!順当にいけばハイシーズンはいつもよりスキー場に雪が降るよ!ってことです。

 

執筆の11/26では、イエティ、軽プリ、熊の湯、鹿沢が早々にOPEN、そして昨シーズン造雪機不調に見舞われた菅平に続き、今日から横手山と高峰、さらに週末からは野沢、たんばらなどもOPENしていきます。

 

相手は空の神様なので予報・予想も外れるかもしれませんが、

「お!雪が降るならスキー行くか!❄️」

ってなってくれたら嬉しいですね

@今季より新ゴンドラの岩岳

 

文責:小串