どうも、アルペン語りおもろいなあって見てたらあっという間に順番が回ってきた、2年の渡辺です!
これまで執筆してきた人達と違い私は、大学からアルペンスキーを始めました。なのでまだ技術的なお話はできません🤗🤗
そこで今回はわたくしが取り組んでいるとあるオフシーズンのトレーニングメニューについて紹介したいと思います!!
今回私の紹介するトレーニングは、、、
POWER MAX(パワーマックス)
です!
そうです、みなさんの大好きな、あのパワーマックスです😆😆
「なんだ、今日はスキーじゃないのか、、」
「パワーマックス?何それおいしいの?」
なんて思ってこのブログを閉じようとしたあなた、思い踏みとどまってください。
パワーマックスは私たちを「幸せにする」トレーニングです❣️
今回は皆様にパワーマックスの魅力をお伝え致します!!
ブログを読み終わったら、あなたもすぐにパワーマックスをしたくなるでしょう!
それではパワーマックスについて語っていきます!!
[目次]
1. パワーマックスとは??
パワーマックスとは、運動競技者向けに作られた自転車エルゴメーターのことを指します。
早稲田大学のジムには『風神雷神』(大橋地創研究所)が設置されており、
特徴としては
・無酸素パワーを測定することができる。
・高負荷のトレーニングが可能。
・ペダルの負荷、インターバルを自由に設定できる。
などがあげられます。
ちなみに、お値段は60~80万円ほど。お財布に余裕がある方はぜひご購入を、、
パワーマックスをやる目的は大まかに2つ、
・最大無酸素パワー(短時間に全力運動して発揮されるパワー)の向上
・パワーを持続する能力向上のためのインターバルトレーニング
です。
2. 無酸素運動とは??
無酸素運動とは体内でエネルギーを作るときに、酸素を必要としない運動です。短距離走や筋力トレーニングが該当します。反対に、ランニングなどは酸素を体内に取り込んでエネルギーを生成するため、有酸素運動になります。無酸素運動は瞬発的に力を発揮する特徴があり筋肉の強化に適した運動となります。一方、有酸素運動は体脂肪を燃焼するため、ダイエットに適しています。
さらに詳しく分類すると、無酸素運動は、乳酸系(解糖系)、いわゆる筋持久系と非乳酸系、いわゆる瞬発系で構成されています。
乳酸系によって生成されたエネルギーは30~60秒程度持続させることができます。一方で非乳酸系によって生成されたエネルギーはわずか8秒程度しか持続することができません。ですが瞬間的な力を発揮することが可能です。
それではアルペンスキーと無酸素運動の関係性についてみていきましょう。アルペンスキーヤーに求められる体力特性は、主に
有酸素性パワー, 無酸素性パワー, 筋力, 筋持久力, 平衡性, 柔軟性
と様々です。アルペンスキーの競技時間は一般的に40秒~2分と他のスポーツに比べても短いため、主に無酸素運動に分類されます。また、近年のスキー技術の進歩に伴い、より難易度の高いコースが設定され、滑走の高速化に対応する技術と筋力が必要とされています。また、自分のスキー技術が上がれば上がるほど、滑走スピードは上がるため、身体に加わる力は増加します。そのため、アルペンスキー上達において無酸素性パワーの発揮は大きなカギとなります。
4. パワーマックスのトレーニングメニュー
パワーマックスを製造・販売しているKONAMIが、競技別に合わせたトレーニングメニューを公開しています。
そのメニューを参考に、アルペンスキーヤーを対象としたトレーニングメニューについてまとめてみました。
主にメニューは3種類あります。
(1) ハイパワートレーニング
(3) インターバルトレーニング
私、個人的な感想としてハイパワーはペダルが重いので強く踏み込んでいく必要があります。しかし、そこまできつくないです。一方ミドルパワーはハイパワーほど重くはないのですがとにかく長い!!!
もう終わったかなって画面見たら「まだ10秒しかたっていなじゃん!」ってなります笑
もう3回終わったころには床に倒れこみしばらく立ち上がれません。
某スキー強豪校H高校はこれを3セットやるそうです、恐るべし、、、
インターバルトレーニングはあまりやったことがないのでわかりません。
5. いざ、パワーマックスを使ってみよう!!
ここまでは座学のようなものでしたがここからは実践です!
(1). ペダルのベルトを足が固定するように調整します。
(2). サドルの高さを調整します(足が伸び切らない程度に設定)。
(3). ハンドルの高さ, サドルの前後を設定します。
(4). ハンドルの角度を設定します。
次にトレーニングメニューの設定です。まずは自分の現状を知るために、最大無酸素パワーテストを行いましょう。
得られた測定値から、自分のハイパワー, ミドルパワーでの負荷の値を記録しましょう。この値をもとに今後のハイパワー・ミドルパワーのトレーニングを行ってください。また、アルペンスキー選手に要求されるのは、負荷の増加に伴って高回転数を発揮できる力です。そのため、無酸素パワーテストを行うときは負荷の増加に伴い回転数をどれだけ維持できるかを見るとよいでしょう。
また、写真中の平均パワーと最大パワーについて、
「FISポイントと平均パワーと最大パワーの差には負の相関がある」
という報告もあります。すなわち、速い人ほど、その差が少なく、平均パワーが高くてパワーの持続性があるという事です!
この点も意識してトレーニングに励むといいと思います!
6. まとめ
ここまで見てきたように、アルペンスキーヤーにとって無酸素パワーは必要な力の因子であり、パワーマックスは無酸素パワーを鍛えてくれる絶好のトレーニング機械です。
自分自身もはじめは先輩に教えてもらって始めたトレーニングでしたが気づいたらハマっていました。改めてパワーマックスについて調べるうちに、競技において必要な能力を知ることができました。雪上に立てる機会は日本にいる限り、私はよくて3か月しかありません。そんな貴重な時期はやっぱりスキーの技術向上に徹したいですよね。
雪上に立つまでにどれだけ体を鍛え、来る日のために準備することができるのかが大事だなと感じました。本文でも述べましたが、スキー技術の向上と並行して無酸素性パワーも向上させなければならないのです。せっかく冬にスキー技術が向上してもそのスピードに体が追い付かずにタイムが伸び悩んでしまうなんてもったいないですよね、、
そんなパワーマックスは自分の伸びしろを伸ばしてくれる素敵なトレーニングなんです!!
みなさんもパワーマックスを見つけたら一目散に漕ぎまくって体を鍛えましょう!
最後までお読みいただいた方々、ありがとうございました。
参考文献
以下2023/11/24閲覧
01.....J.....QXD (Page 1) (jst.go.jp)
無酸素運動とはどんな運動?メリット・デメリットやオススメの運動を紹介【山本義徳監修】 - VALX(バルクス)produced by 山本義徳
エアロバイク® POWER MAX(パワーマックス)について | オンラインショップ | コナミスポーツクラブ (konami.com)
筋肉を動かす3つのエネルギー供給系|DNSニュートリションガイド (dnszone.jp)