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『週刊アルペン語り』第十九回 スキー狂人への道~社会人レーサー編~

全中・インターハイ・学チャンなど各カテゴリーのタイトルレースがあった1週間。レース速報から目が離せない日が続きますね。韓国で開催されたFECでもアジアチャンピオンの座を巡ってアツい戦いが繰り広げられました。GS2戦がキャンセルになったのは残念ですが、SLの種目別は男女ともに激アツ展開です。菅平の結果によっては、来年のWCでダブル小山のスタートがみられるかもしれません。2月末のジャパンシリーズが楽しみですね。ただ、私が最も応援しているレジェンド・アキラは2戦続けてのDNF。半月板の怪我に加えて、中国・韓国ともに体調にも恵まれず、苦しいレースが続きます。種目別トップだった韓国ドンヒャンが怪我で欠場しているので尚更悔やまれます。アウトの仕方を見ても、膝が限界にきているのだと推測します。このレースでオリンピックへの道に黄信号がともったようにも思いますが、数々の偉業を成し遂げてきたスーパースターの挑戦を最後まで応援したいと思います。佐々木明の話題になると、話が止らないのでこの辺で。実はFECは総合争いもかなり熾烈で、6ポイント以内に日本人3人がひしめいています。このままいくと、来期のWCへの挑戦権をこの3人の中の誰かが得られるわけですが、ヨーロッパでのレース経験がほとんどない3人ですので、SAJの判断はどうなるのでしょうか。

一方、トップチームは今週末にブルガリア・バンスコでのレース!スイスのECで7番に入り、調子が良さそうな陽平に期待です。地元ポポフの活躍にも注目しましょう。

 

さあ、シュプブログのオールドファン(がもしいるの)なら、もうお分かりですね。お久しぶりです。元祖シュプブロガー、47代の美崎です。

高峰より『週刊アルペン語り』の執筆を依頼されましたので、快諾しました。(日付を間違えて1日遅れの投稿となってしまい申し訳ございませんでした)

↓久々なので、一応写真で紹介。

現役時唯一の同期写真。美﨑(左). 同期のガングロちび(西﨑)と半ケツ駅伝博士(時田)を添えて。

どういうテンションで書けばいいのか良く分からなかったのですが、とりあえず元シュプブロガーとして、ご意見番的な立ち位置からひとつ。

『週刊アルペン語り』非常に面白く読ませていただいております。良い企画だ!

是非これからも続けてほしいですね。

だがしかし、『アルペン語り』が週刊で出せるのに、通常のブログがほとんど更新されないのはなぜなのか。これは、ダルビッシュと相性の良い(笑)張本さん風に言うと、「喝!!!」ですね(笑) やはり、ブログは部員の活動記録を残すことが第一の目的だと思うのです。何を思い、何を考え、どのように活動しているのかを言語化して記録に残すこと。現役がなんとなく書いた文章や楽しそうな写真をOBOG達は楽しみにしているのです。そして、自らの学生時代に思いを馳せながら当時を懐かしむ。そんな役割もブログにはあると思うのです。もしかしたら、新入生が読んで入りたいと思ってくれるかもしれません。意外と思考を文字に起こすというのは、頭の中が整理されて良いですよ。是非、『週刊アルペン語り』と同じかそれ以上の熱量で通常の活動ブログも更新していただきたいものです。とはいっても、『週刊アルペン語り』の高峰のように舵を取る人間が必要だと思いますので、勝手にさとし君を任命したいと思います。私が卒業する際にブログを任せたつもりだったのですが続きませんでした。もう一度、任命し直すことにします(笑)。久々の登場のくせして、しっかり老害かましていきます。これが美崎イズム。

 

そうそう、M2の 高峰君。相変わらずで安心しました(笑)

「2/9 第19回 みさきさん。2/20 記念すべき第20回はのぐちけいごです!」

じゃないんだよなぁ。

シュプじゃない人にも書いてもらっているのなら、記念の20回目はスペシャルゲストに書いてもらえよ!誰かもっと良いのいるだろ!!(笑)

いいですねぇ。やっぱり我が道を行くって感じは彼らしくて。癖になります。あぁぁっぁ!(^^)!

そういえば、最近野口が良い先輩になってきているようで。にわかに信じがたいですが、おじさんは本当に感激で涙が出そうです。

 

思い出してきましたか?(笑)

 

そうです!

僕のブログはなかなか本題に入らないのです。

 

ここまで、約1600字。まだ、語りません(笑)

 

記念すべき第19回!(笑)

せっかくなのでこれまでの過去18回分を振り返ってみましょう。

 

まず、コンセプトは『アルペンスキーについて様々な角度から切り込んで語る』『学生スキーヤーによる居酒屋トークのようなもの』とのこと。

まさにこんな感じですね(笑)

 

一年生の時の野口。まだあどけなさが残る。一年生なのでノンアル。

 

各回にコメントしたいほど楽しく読ませていただいているのですが、時間がかかりすぎるのでジャンルに分けてコメントしておきます。

一番多いのは、技術的な話ですかね。的を射たものから分けわかめのものまで、楽しく読ませてもらっております。共通して言えることは同好会レベルのいちスキーヤーが技術論のみを語ることはそれほど需要がないのではということですね。すなわち、その技術論を自分はどのように捉えて、どのように実践しているか、もしくはどのように活かそうとしているのかといったところまで落とし込んでほしいです。そういった意味では、高峰の記事(第3回と第5回)や中川君の記事(第4回※久しぶりに君島王羅の名前を見たこともポイント高め。あれだけ高い技術とセンスを持ちあわせながら心技体の全てが揃わなかったことが今でも残念でなりません)、かれんの記事(第9回)、さとしの記事(第14回)は非常に面白く有意義なものになっているのかもしれません。同じ悩みを持った人の役に立つかもしれないしね。個人的には、よしみつのパワーマックスの記事も大好きです。私が現役だったころに普及活動が始まり、今ではスタンダードになっているところを見ると嬉しい限りです。マックス君は本当に効果があったんだなと、max君をやらなくなった今になって実感します。これからも続けてくださいね。

他には、他大学の方に執筆いただいた回が数回。スキーを通して交友関係が広がるというのは良いことですよね。他のサークルや他大学の人とも積極的に交流してほしいと思います。決してネタ切れで、執筆依頼をしたのではないと思いたいです(笑)。記事の内容自体で興味深かったのは嵯峨野の記事ですね。唯一WCのテクニックに切り込んだ記事で面白かったです。最近のオデルマットのGSの強さははっきり言って異常ですよね。「オディーか、それ以外か。」そんな感じ。そして、「それ以外」だったことは今シーズンまだ一度もありません。彼の強さを語るには、これまでの技術論に加えて何か新しいものさしが必要なのかもしれません。かつてボディ・ミラーが台頭してきた時のような感じですかね。

 

さて、ここまで見てきて少し残念なことがひとつ。アルペンスキーをするのが好きな人はいるけど、アルペンスキーを観るのが好きな人はいないなということですね。18回分も書く機会があって、アルペンスキーファン目線な記事がひとつもありませんでした。ワールドカップを見て、あの選手の滑りがどうだとか。FISレースのリザルト見てああだとか。そんな記事も読みたいですよね(もしかして私だけ!?)。理想を言えば、聖五や陽平がダメだった時『何やってんだよ!』くらいの酔っぱらいおっさんトークがしたいのです。よく分かってない人がとりあえず批判する。何人かそんな人がいても良いと思うのです。それだけ、日本においてはアルペンスキーが成熟していないのだと思います。例えば、野球とかサッカーなら結構そういう人いますよね。「立浪の起用法は意味不明。」「藤浪のコントロールどうなってんの?」「森保は、、、」とか。こんな感じでその辺のおっさんがてきとうに文句を言ってるのをしばしば見かけますよね。いつか日本のアルペンスキーもそれくらい人気があるスポーツになってほしいと願います。

 

私が熱く語れる話題はどちらかというとそっち方面なのですが、誰も興味なさそうなので、別の機会に譲ろうと思います。個人的には、1回しかお会いしたことがないのですが、三浦君に『最強チーム ファルコンの強さの裏側に迫る』的なスキーファンの心をくすぐるマニアックな記事も今後は期待します(笑)

 

 

閑話休題、ここからが本題です。そろそろ書きます。

毎度のことなのですが、今日はブログを書くのが久々で、特に楽しくなってしまっているので、どうでもよい内容が多いですね。すみません。

 

色々、何を書こうか迷っていたのですが、社会人枠初登場ということで、

『スキー狂人の道~社会人レーサー編~』というタイトルで、ゆるく書いていこうかなと思います。

 

本日は、社会人になってもなお、狂ったようにアルペンスキーを続ける秘訣を皆さんにお伝え出来ればと思います。

 

まず、最も大事なことは何か。これは実は社会人になる前段階ですでに決まっています。

そう。会社選びです!

文系の早稲田生が好きそうな業界。「総合商社・コンサル・広告」

これらは危ないです(美崎調べ)。危ないといっても、’スキーをするため’にはという意味です。きっと充実したサラリーマン生活を送ることは可能でしょう。

ただし、金曜日の午後に、現在の道路の渋滞状況を調べ、土日の天気を確認し、先週の練習動画を見返しながら、週末に期待を膨らませつつ仕事をすることなど決して出来ません。(美崎も毎週そんな感じじゃないよ。たまにだよ、たまに。)その辺は、しっかり考えて会社を選びましょう。休みが自由にとれて、そこそこ給料が良い会社がベストだと思います。(※あくまで個人の感想です)

 

次に、意外と大事なことは、会社の人に「スキーしてますアピール」をすることです。そうすることで、平日にレースがあっても容易に有給をとることが可能です。周囲の人に、「またあいつどうせスキーに行っているのだろうな」くらいの感覚にさせればこっちのもんです。自由奔放・悠々自適にアルペンスキーに打ち込めます。

 

最後に、夏はお金をあまり使いすぎないようにしましょう。学生の頃と比べると、週末スキーヤーは、交通費がかさみます。おっさんスキーヤーは、夏は基本暇なので、することがなくゴルフとか始めちゃいます(美崎調べ)。本当にお金貯まらなくなります。

 

そうそう、社会人レーサーは滑走日数こそ減ってしまいますが、良いこともありますよ!

それは、シーズン中にもフィジカルを入れやすいことです。「週2滑って、週2フィジカル」このサイクルって意外と悪くないんです。サークルレーサーは連続して何日も滑り続ける人が多いので、せっかく夏に鍛えたフィジカル面が冬を越すとかなり落ちてしまうといった経験は一度くらいあるのではないでしょうか。そういったことがかなり抑えられるのです。

また、間隔があくということも決して悪いことばかりではありません。自分の滑りについて考える時間を強制的にとれるからです。どうしても、毎日滑り続けていると、1日の重みが減って、なあなあで滑ってしまいがちですよね。社会人になってからの方が、技術面に真剣に向き合って、密度の濃い練習が出来るようになった気がします。

 

せっかくなので、おそらく上記を忠実に遂行し、理想の『スキー狂人』を体現している素晴らしい方々3名を紹介して終わりにしたいと思います。

 

こちらは私が最も尊敬している地元の大先輩です。狂人エピソードには枚挙にいとまがありません。御年60オーバーにもかかわらず、毎週末スキー場に。西日本に雪がなくなる3月以降は毎週長野や新潟まで足を運びます。強風でリフトが止まった時には白馬の八方をハイクアップで頂上まで登ったことがあるほどのスキー好きです。岩岳の「願わくは スキーを生涯の友とされんことを」という言葉がぴったりの方です。本当はここに書けないくらいのぶっ飛びエピソードがいくつもあるのですが、彼の名誉のために書かないことにします(笑)。すごく話しやすくて面白い人なので、全国にスキー友達がたくさんいます。春はよく草レースに出ているので見つけてみてください。阿波弁ででかい声でしゃべっていたらたぶんSさんです。やはり雪なし県スキーヤーは自分の強い意志でスキーをすることを選択している人が大半なので、クレイジー多めです。あと徳島レーサーはうるさい人多めです。なんでなんでしょうか(笑)

 

  • 東京都Fさん

この方は私が通っているレーシングチームの方です。

何といってもダウンヒルの大会に出たことがあるというのがすごいです。もちろん岩岳のような、なんちゃってダウンヒルではなくて、本場ヨーロッパのFISレースです。当時は、あの武田竜よりも良いポイントを持っていたらしいです。私が大好きなテッド・リゲティーとバーで一緒に飲んだことがあるというのも選出要因ですね。羨ましい!40歳,50歳になっても、変わらぬ熱量で競技に取り組む人ってかっこいいですよね。

 

  • 慶應ディモンズの松村瑛一郎選手。

こちらは私の同期なので本名での登場です。特に許可をとっているわけではないですが、問題ないでしょう。こいつもなかなかのスキー大好きクンです。スキー場で会うといつも目がキラキラ輝いていますね。コロナでリモートワークが推奨になったのをいいことに、仕事の昼休みを利用して、フリースキーに出かけるほどの変態度合いです。「昼休みスキーニキ」ですね。社会人になってからも成長し続けており、現在の目標はSLで小原健汰に勝つことだとか。もし万が一実現したら、雷に打たれたような衝撃をうけるでしょうね。サンダーボルトだけに(笑) 謎にSLしかレースに出ないというところも狂人ポイントです。同期代表として、スキー狂人で居続けてほしいですね。みんなで応援しましょう!

 

最後に、惜しくもランクインを逃した、尊敬する大先輩も紹介します。茨城県Oさんですね。この方もかなりスキーが大好きなはずなのですが、特にぶっ飛びエピソードが思いつきませんでした。ただ12月から5月まで週末にスキーしているだけです。そんなことはないはずだ。何としても紹介したいと思い、必死に探しました。

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ありました!忘れていました!!

「野沢ピスラボシーズン券ニキ」です。

普通、ピスラボのシーズン券は、地元のジュニアチームの人達が買うくらいの想定しかされていないはずなのに、O氏は何年も続けてシーズン券を買っています。夏から秋の間の毎週末、わざわざ茨城から野沢に通って練習するというのは常軌を逸していますよね。ずっとスキーしていたい人なのでしょう。あっぱれです。

 

残念ながら? シュプリンゲンのOBOGは、私の知る範囲では、候補にかすりそうな人さえいませんでした。実はまともな人達の集まりだったのかもしれません。悲しいような嬉しいような。現役の皆さんは是非もっともっとアルペンスキーを大好きになりましょう!!

 

 

世の中にスキー狂人が増えることを願って

美崎

 

 

P.S.

オール早稲田・岩岳高速系ファイトです。シュプリンゲンそれいけー!

長いブログを最後まで読んでくれたそこのあなた。堂屋敷に送ってほしい差し入れがありましたら、私までご連絡ください。もしかすると希望の品が届くかもしれません。(数に限りあり)

 

Appendix. 過去18回分の振り返り
M2 高峰

springen-ski.hatenablog.jp

springen-ski.hatenablog.jp

B2 中川

springen-ski.hatenablog.jp

B2 山田

springen-ski.hatenablog.jp

B4 山脇

springen-ski.hatenablog.jp

東工 M2 嵯峨野

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