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『週刊アルペン語り』第二十四回 スキー部の選び方

こんにちは。卒業間近4年の佐藤です。後れ馳せながらついにアルペン語りをすることになってしまいました。卒業まで逃げ切れると思ってたのに…笑

 

いきなり私事ではございますが、卒業後の進路として東京都のとある高等学校に内定をいただきました。その高等学校にはスキー部があり、場合によっては顧問をすることもあるそうです。

 

そこで今回は今までと少し違った視点として、スキー部(サークル)に入部する際に生徒、学生が押さえておきたいことを書いていきたいことを教師目線で書いていきたいと思います(ここからわかるように、今回のターゲットは新しく何かを始めようとしている人です。一応高校生くらいがメイン)。

 

 

何かの節目に新しいことを始めたくなる人は多いはず。私の同期のさとし君も大学からアルペンスキーを始めた全くのスキー未経験者でした。アルペンスキーはメジャーなスポーツとは言い難いため、その珍しさから一定の興味をひくのかもしれません。

これは高等学校でも同じで、私の在籍していた高校スキー部でも半数以上はスキー未経験だったと記憶しています(結構前なので曖昧です)。しかし、中にはスキー部は遊んでばかりいると思っていたがその実、練習がハードで辞めてしまう後輩もいました。

 

このように、何らかのことが原因となって部活・サークルに馴染めず辞めてしまったり、不和を生むこともあります。

 

では、何に注意を払えば良いのか?私は大きく2つあると思います。

  1. その部活・サークルの目標
  2.  自分が熱意をもって取り組むことができるかを考える

以下で詳しく説明していきます。

 

1.その部活・サークルの目標

部活やサークルに馴染めない原因として、その部活・サークルのことをよく知らないということがあります。

例えば、長野県の白馬にあるアルペンスキーの名門、白馬高校スキー部は当たり前ですがアルペンスキーを小さい頃からやっている生徒が入部してきます(一部例外あり)。そこでは皆がスキーを知り、楽しむスキーよりも全国優勝する、または世界で活躍できるような選手を育成するような練習がなされるでしょう。

一方で私の在籍していた某T高校は、先述の通り、スキー経験者はほとんどいません。つまり、まず皆がアルペンスキーを知り、全国大会までいけなくても、関東大会を目標にしようといった練習がなされていました。練習初日にパワーマックスなんてやった折りには本当に部員が1日で辞めてしまうでしょう。

このように、各部活・サークルにはそれら独自の目標やターゲットがあります。まずはこれを知ることが重要と言えるでしょう。なんとなくで選ぶと後悔することになるかもということです(いないと思いますが、なんとなくで大学を選ばないのと同様です。いませんよね??)。

一応書いておきますが、全国優勝を狙うような部活も、皆が楽しめるような部活も、どちらも部活として正しい姿であると言えるでしょう。スキーがキャリアとなるような人もいれば、スキーを趣味として続けるような人もいます(岩岳が永遠に言っているスキーを生涯の友とされんことをってやつです)。どちらも正解です。

ここでよくあるのが、初心者で始めてスキーの楽しさも知った。その上で、もっとうまくなりたい、インターハイに出たいなどと考えるパターンです。これもしばしばあるかと思います。このような場合は部活で指導できる範囲を越えてしまうため外部のクラブチームに所属しつつ、部活に所属してインターハイに出場する機会を伺うというのが良いと思います。初心者が多い部活では、その部活の目標にしたがって、部員の実力の最大公約数的な指導をすることが多いからです(上手い生徒を贔屓するわけにもいかないし、初心者にばかり指導するわけにもいかない…)。何事も自分から行動を起こすことが重要です。環境が変わってくれるのを待つのではなく、自分から環境を変えていきましょう。

 

2.自分が熱意をもって取り組むことができるかを考える

スキーを始める際に大事なのはお金と時間だと思っています。スキーに限らず何かをするには必ずお金と時間がかかります。当たり前ですが、お金も時間も使えば無くなります。お金に関しては高校生の間は親が払ってくれることが多いと思いますが、時間に関してはそうもいきません。自分がそのことにたいしてどれだけの時間を払うことができるのか、また、大切なお金と時間をかけるだけの熱を持つことができるかどうかが大事です。特にスキーはお金も時間も  か  な  り  かかります(経験談)。遊びとスキーを天秤にかけたとき常に遊びに傾くや、勉強とスキーを天秤にかけたとき常に勉強に傾くといったような状態であると、思うようにスキーができず上達もせずお金と時間ばかり浪費しストレスがたまります。ストレスがたまるとその原因であるスキーを辞めてしまいます。

何かを始めるにしてもある程度の熱意が必要になります。ある程度のお金とある程度の時間を対価にしても良いと思えるような。

こればかりは自分でやりがいを見つけるしかないでしょう。スキーを楽しく思う、友人に負けたくないと思う、速くなっていく自分が好き。何でも良いと思います。ちなみに私はSLが好きでアルペンスキーをやっています。GSは嫌いです。

 

部活・サークルの目標が自分のやりがいと合致したとき、ものすごい良いスキーライフが送れるでしょう。合致しなくても自分なりの熱意をもって取り組めば余程のことがない限り問題ないでしょう。

 

 

 

最後にチームのために戦い、岩岳で優勝することができるようなサークルであるシュプリンゲンの宣伝をして締めたいと思います(最近他大の宣伝が多かったから)。シュプリンゲンは初心者歓迎、経験者ももちろん歓迎のサークルです。個人で目標を持ちながら、チームのためにスキーをするというのはなかなかできない経験をすることができます。一人のために皆が応援できる楽しいサークルです。OBの先輩も仕事そっちのけで大会のリザルトを見てるくらい熱意があります。

早稲田に入ったらぜひシュプヘ!